債権回収の流れ
債権回収のプロセスは、取引を行う前段階からスタートします。
取引相手が企業であれ個人であれ、信頼できる組織・人物であるのかどうかを精査しなければなりません。それは単に支払い能力があるかどうかだけでなく、反社会的勢力でないかどうか、コンプライアンス体制に問題がないかどうかを判断するという意味もあります。
取引相手が信頼できないようであれば取引を中止すれば良いでしょう。もし、不安が残るような取引相手であれば、取引をする際に契約書で担保の設定などをすることでリスクを軽減することが出来ます。
取引がはじまった後は、債権管理に注力することになります。取引を重ねるにつれ、相手との信頼関係も生まれていき、どうしても債権管理が不十分となりがちです。そうした気のゆるみが最も危険です。債権管理を徹底するためには、取引先からの入金状況を確認したり、取引金額の増減に注意を払ったり、経営状態を注視しておくことが重要です。もし、約束通りに金銭の支払い等がなければ、すぐに督促をしましょう。
電話でも構いませんし、手紙やメールなどを送付しても良いでしょう。相手方が協力的な態度を示せば話し合いの場を設けて議論するのも一つの手ですし、担保があればそれを利用して債権回収を図ります。
相手方がこちらからの呼びかけに応じないなど非協力的な態度をとるようであれば、法的手続を検討します。裁判となると時間と手間がかかりますし、費用も発生してきます。そうした負担も考慮に入れつつ、なるべく早期に債権回収ができるように努めることが問題解決の近道です。
星野法律事務所は、債権回収、労務対応、経営計画、契約書などの企業法務に関する問題に加え、事業承継についても豊富な知識と実績を基にした解決策をご提案いたします。
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